はじめに
ここ数年で外出する機会が減り、実際にお店に出向いて商品を探すより、SNSの投稿や口コミから情報収集して商品を購入する人が増えています。
企業は商品のPRにこの流れを活用し、ブランドの認知や売り上げにつなげていきたいところ。自社製品のレビュー投稿を広告に使用したり、インフルエンサーにPR投稿を依頼するなど、SNSを活用した販促活動は広がりを見せています。
UGCを広告利用する時に気をつけたいポイント!
InstagramをはじめとするSNS投稿を商品・サービスのPRに活用する際、注意しなければならない点がいくつかあることはご存知でしょうか?
今回は、UGC活用時の注意点について、5つのポイントをご紹介します!
UGC投稿って何?
UGC(User Generated Contents)とは、企業ではなく一般ユーザーが作成・投稿しているコンテンツのことで、SNSでよく目にする、個人が発信している写真や動画、口コミなどの文章などを指します。つまり、企業が発信する広告などの公式情報とは異なる、作りこまれていない「リアルな声」のことです。
UGC投稿を使うことのメリット
商品や情報に溢れ、自身のネット検索の履歴などからもたくさんの広告がつきまとってくる現代では、消費者は企業によって作り込まれた広告を見ることにストレスを感じ始めています。そんな中で商品販売の鍵になってくるのが、「一般ユーザーの口コミ」であるUGC投稿!
InstagramなどのSNSのフォローで繋がっている人や、SNS内の検索で出てくる一般ユーザーの感想は、自然と信頼され、シェアを生みます。そこから、認知が広がったり商品購入に繋がることが多くなってきているのです。
つまり、一般ユーザーの生み出す”リアルな声”であるUGC投稿は、実際に製作すると莫大にかかる広告費を抑えることができ、認知拡大や商品の購入に繋がる効果的な宣伝活動を複数の人にしてもらえるということ。
最近では特にInstagramで、商品の発見から購入までするという人が増えてきているので、こちらのUGC投稿を広告に活用していきたいところです。
UGC活用で気をつけたい5つのこと
UGC活用の期待が高まっている一方で、広告の専門家ではなく商品や業界にも詳しくない一般のユーザーがコンテンツを作成するUGCだからこそ発生する問題もあります。起用する企業側は元より、いわゆる”PR投稿”を行うインフルエンサー・モデルユーザーも 留意すべき点をまとめました。
①著作権の問題
一般ユーザーのコンテンツであるUGCを無断で商用利用することは著作権違反にあたります。企業がUGCを活用する際には、本人に許可を得ることが大原則です。
基本的にはDMなどで個別に連絡を取っていく方法で行っていきますが、自社でモニターキャンペーンを行ったり、「週末モデル」などのプラットフォームを利用して募集要項に記載を行うことで、応募時に許諾を得ることができます。
②”ステマ”に注意
最近耳にすることが増えた”ステマ”とは、ステルスマーケティング(stealth marketing)の略で、宣伝ということを隠して広告を行うことです。
企業が一般ユーザーにUGC投稿を依頼した場合、その投稿の中で企業との関係性を明らかにしなければなりません。具体的には「#PR」や「[企業名]からいただきました」と投稿テキスト内での記載を必須としたり、「タイアップ投稿タグ」を設定するなど、投稿が広告案件であることを明確に示す必要があります。
上記を伴わないPR投稿は 、例えそれを意図しなくとも商品購入を検討する人をだます行為に当たります。
投稿を依頼した企業や業界全体、依頼を受けたモデル側も信頼を落としてしまうので気をつけたいところ!UGC投稿では必ず投稿上で①関係性②提供商品を明示するようにしましょう。
③薬機法に注意する
個人の投稿を宣伝活動で使うことも企業の表現物となるため、薬機法の対象として判断されます。
企業側からすれば当たり前の対策であっても、投稿を依頼される一般ユーザーは薬機法のことを深く知らないケースも多く、良かれと思って書いたことが薬機法に触れてしまう……といった事案も。
投稿を依頼する段階で、薬機法に触れる可能性のある表現を具体的に示し、避けるよう伝えておくことや、写真や動画といったビジュアルコンテンツだけ活用するなど、内容を確認することが大切です。
④ブランドイメージを意識する
UGC活用では依頼する企業側のブランドのイメージと、ユーザーのイメージが異なっている場合や、投稿のクオリティによっては逆にマイナスのイメージになってしまうことがあります。きちんとブランドのイメージを理解し、信頼関係を持ってUGCに取り組んでくれるユーザーに依頼することも大切です。
「週末モデル」では、投稿前に製品・サービスの理解を深める説明会を行うことも可能です。任意でも応募者の80〜90%が参加と、モデルユーザーは商品理解に意欲的です。詳細はカスタマーサクセスまでご連絡ください。
また、PR用のシェアしやすいブランドイメージの画像などを配ったり、撮影したくなるようなパッケージにすることや、「思わずシェアしたくなる」ような商品へのメッセージを付けるなど、小さな工夫があることでUGC投稿のクオリティをあげることができるでしょう。
⑤制限をつけすぎないこと
UGCの良さは「一般ユーザーのリアルな声」です。良いイメージを持ってもらいたいという思いから投稿内容に縛りをつけすぎてしまうと、押し付けられた「作りもの」に見えてしまうことがあります。
企業のイメージを守るためのある程度のガイドラインは大切ですが、その他はモデルさんにお任せする事でユーザー寄りの思いもしなかった新しい視点で情報が広まっていったり、より「リアルな声」として信頼されていきます。
おわりに
デジタル化が進み、情報が溢れ、対面でのコミュニケーションの機会が減少してきている今だからこそ企業が活用したい広告がInstagramを使ったUGC投稿です。
今回は簡単にお伝えしましたが、UGC投稿を依頼するには、このように企業が知っておくべき知識や気をつける事やノウハウがたくさんあります。また、依頼を受けるモデルユーザー側にもUGC投稿に対する知識が必要です。
週末モデルでは、UGC投稿の知識と経験の豊富なスタッフが企業様側、モデル様側もどちらも丁寧にサポートさせていただきます!「UGC投稿を活用してみたい」企業様、「PR案件を受けてみたい!」モデル様は、ぜひ活用ご活用ください。
この記事を書いた週末モデル
南 はるな ブランディングコンサルタント/世界観スタイリスト 看護師の傍ら、副業として物撮りカメラマンの活動を開始。ポートレート写真の需要も増え、勉強のため週末モデルへ登録。ブランディングの資格、スマホ写真、スタイリング写真の資格を持ち現在はコンサルタントとして活動。 |
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