はじめに
モデルユーザーへ商品を直接発送することで、完全オンラインで商品の着用画像や使用感の動画、コメントまで手に入れられる「リモフォト」。
長引くコロナ禍での非接触需要も相まって、TV番組や新聞など様々なメディアで話題となりました。
通常、モデルを起用しての広告撮影は、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどプロフェッショナル人材の確保や、スタジオ手配が不可欠。
「リモフォト」モデルさんたちは、どこで、どのように撮影を行っているの?
今回編集部ではその実態を調査すべく、リモフォト経験者限定のモデルアンケートを実施。調査結果から見えてきたのは、リモフォト特有の難しさや、モデルさんのこだわり、やりがいに関するエピソードでした!
リモフォトモデル起用を検討中のご担当者様や、これからリモフォトモデルを目指すモデルユーザーさんもぜひ参考にご覧ください!
「リモフォト」とは?
「リモフォト」とは「週末モデル」に登録する1万人を超える女性ユーザーへ自社製品を直接発送し、着用画像や使用感に関するコメント等をオンラインで納品可能なサービスです。
洋服やアクセサリーなどの着用画像の他、コスメ使用シーンの動画や、サプリメントの使用感コメント、家電・雑貨を自宅で利用する様子など、幅広くご利用いただいています。
どんなモデルさんが活躍しているの?
今回アンケートに回答いただいたのは、北は北海道、南は九州までにお住まいの、10〜60代のモデルユーザー63名。(みなさまご協力いただきありがとうございました!)
■年代別では、30代モデルユーザーの活躍が最多
回答者の年齢は、30代が最も多く、次いで20代、40代となりました。週末モデル全体では20代の登録者数が最多となっており、「リモフォト」は30代・40代女性が比較的活躍しやすい領域であることがわかりました。
■撮影商材は「基礎化粧品」がトップ
「リモフォト」というと洋服やアクセサリーなどの着用画像のイメージが強いですが、募集されている案件は「美容液、洗顔料などの基礎化粧品」や「食品、飲料」「サプリメント、健康補助食品」が半数を占めています。
リモフォトは30代、40代女性ユーザー目線のリアルな声を届けたい企業からのニーズが高く、起用モデルも購買層と一致した形となりました。
■北海道から鹿児島まで、全国のモデルが活躍!
居住地域では東京が圧倒的となるも、関西圏などの地方在住モデルユーザーも多数活躍していることがわかりました。これまでモデル撮影は都市部中心に行われることが一般的でしたが、自身で撮影を行うリモフォトではモデルの居住地も様々です。
地方在住のため、リモフォト案件で気になるものはどんどん応募しています。一度起用いただいて納品物を気に入っていただけると、次回の指名案件に繋がる場合があり、企業側からの指名をいただいた時はとても嬉しいです。
どうやって撮影しているの?リモフォトのコツって?
■起用回数3回以上と回答したモデルが約半数!
リモフォト経験について尋ねたところ、半数近くが「3回以上」と回答しました。
構図や小物使いのセンスなど、試行錯誤しているモデルさんは企業側から選ばれやすい傾向にあります。リモフォトには特殊な技術こそ必要ありませんが、特有の難しさや撮影のコツがあるようです。
■約9割が「スマホ」で、約8割が「自分自身」で撮影!
リモフォトは企業側が撮影機材(一眼カメラ・スマートフォン)や撮影者(自撮り・他撮り)を指定することが可能ですが、その多くがスマートフォンOK、自撮りOKの案件です。
全身での撮影指示が多くなるアパレル製品と比較して、基礎化粧品や健康補助食品などはバストアップ(上半身のみ)指定のものも多く、スマホスタンドやセルフタイマーを用いて自身で完結させているモデルさんが多いようです。
また、撮影者は「家族・恋人などの同居人」と回答したユーザーも約20%となり、他撮り指定がある際は身近な人に依頼しているモデルさんが多いようです。
カメラマンをしてくれる夫は構図の注文が多いのでケンカになりそうな時もありますが、それでも優しく撮ってくれるので感謝しかないです。
■約8割が「自宅敷地内」で「2時間以内」に撮影!
撮影場所に関しても企業側が指定することが可能なリモフォトですが、「自宅内」「庭や玄関など」の自宅敷地内で完結していると回答したユーザーが8割となりました。また、撮影にかかる時間については「1時間以内」「1~2時間」と、2時間以内と回答したモデルさんが約8割でした。
コロナ禍でモデル撮影をモデル宅で完結できることは、企業側にとってもモデルにとってもメリットが大きそうです。
リモフォトの難しさって?
■自宅内外ともに、「撮影場所の確保」に苦労も…
「リモフォトの難しさ」についての質問では、特に撮影場所探しに苦労していることがわかりました。アパレル製品の場合雰囲気のある背景が指定となり、公園やカフェなど外に出ることもあるようですが、化粧品などは無地背景を指定されるケースも多く、みなさん自然光の入る自宅内の背景探しに苦労しているようです。
無地背景指定だと、なかなか明るい場所で無地のところがなくて難しいです。また、横長画像指定だと自宅内の色んなものが写り込んでしまい大変ですが、納得いく写真が撮れた時はホッとして嬉しいです。
■意外なハードル「天候」
また、リモフォト撮影はお天気に左右されるため、短納期での納品に苦労するという声が多く見られました。モデルへの商品到着後、原則1週間以内(※期日については確定モデルユーザーと相談が必要です)の写真納品となるため、本業があるモデルさんは天候と戦いながらスケジュール調整をしているそうです。
雨天が続いたせいで外で撮りたいと思っている商品の撮影がなかなかできず、納品日当日ぎりぎりの撮影となった時はかなりハラハラしました。
なぜやるの?「リモフォト」の魅力って?
■半数以上が「商品を試せること」を魅力に感じている
モデルユーザーが感じるリモフォトの魅力は、1位「スキマ時間の活用ができる(40名)」、2位「商品を試せること(37名)」、同率3位「モデルとしてのスキルUP」「地方在住でもモデル活動ができる」「企業の販促活動に携われる」(26名)となりました。
スキマ時間を活用してのお仕事だけでなく、自分自身が興味のある製品を試せることそのものを魅力に感じているユーザーも多いことがわかりました。
リモフォトでは撮影商品の返送が不要という場合も!基礎化粧品やサプリメントなど、商品をそのまま利用できるのは嬉しい副産物ですね。
食品の撮影では、家族・友人とのコミュニケーションが増えたというコメントも。
大好きな料理で撮影・投稿させて頂きましたが、料理のアレンジメニューを考えたり、料理・盛り付けをするのもとても楽しかったです。同居している家族にもアドバイスを貰ったり、家族でもとても盛り上がりました!!
■自身のセンスで企業の販促活動を支援したい
「企業の販促活動に携われる」ことを魅力として上げたモデルさんの個別回答を見てみると、
企業様の要望に応えるということは当然ですが、商品のイメージを崩さず、自分の世界観で撮影することを心がけています。商品から湧いたイメージ通りに撮影が出来て、企業様にも喜んでいただけた時が嬉しいですね!
商品の紹介は勿論、使い方を動画内で紹介することは自分にとって難易度の高いものでしたがそのぶん、分かりやすく伝える方法やノウハウを自分自身で工夫し探しながら案件に取り組むことができました。
など、試行錯誤しながら真摯に撮影に取り組まれているエピソードもうかがえました。
おわりに
自宅で撮影可能なことから、気軽にモデル活動を始められる「リモフォト」。
活躍中のモデルユーザーは、商品の魅力を最大限に引き出すべく、構図や背景、小物スタイリングやコーディネートなど、指定がないものは全て自分で考えて撮影しています。日頃からセンスを磨くため、雑誌やSNSで研究しているというモデルさんも。
今回アンケートに回答頂いた多くのモデルさんは「3回以上」起用経験があると回答していました。たくさん応募をしてもなかなか起用に至らないと諦めてしまいたくなる日もありますが、活躍モデルさんのSNSなどを是非参考にしてみてくださいね!
■週末モデルについて
株式会社COLORFULLYが運営する「週末モデル」は、本業と両立してモデル活動をする女性と、魅力的なモデルを探している企業を結ぶマッチングプラットフォームです。
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