モデルユーザー紹介

小さい頃に憧れていたモデルに挑戦することで、娘に大人になるって楽しいことだと伝えたい。

主婦で週末モデルのdelさんにインタビューしました。なんと、45歳で7歳の娘さんがいるというからビックリですね。昔はアパレルのブランドマネージャーでバリバリ働いていたキャリアウーマン。でも、子育てをしている今の方が学びや成長の機会が多いとか。そんなオシャレママモデルの真相に迫ります。

ブランドマネージャー時代以上に学びの多い主婦業

delさんは元々アパレルブランドで働いていたんですね。

アパレル会社で16年ほど働き、30〜40代向けのレディースブランドのブランドマネージャーを担当していました。ブランドマネージャーというのは、500人近くが携わるブランドのトップです。全国のショップの管理を任されていたので、全国各地を飛び回る日々でした。アパレル会社は退職率が高いことが問題視されていました。そこで、働きやすいように社内のコミュニケーションツールを立ち上げたり、会社の仕組みを作るプロジェクトに関わるようになりました。そういった活動のなかで、今の夫と知り合い、34歳の頃に職場結婚。36歳で第一子の娘を授かりました。一般的には高齢出産なんですが、ご縁があったのか無事に健康な子供を生むことができました。子供が保育園に入れなかったことをきっかけに、16年間続けたアパレルのお仕事を辞めることになりました。

ブランドマネージャーってかっこいいですね!子供が生まれてから、生活はどう変わりましたか?

仕事をしていた時は、目標に対して計画を立てて、ある程度結果を想定したりコントロールできていました。それが、子供が生まれてからはその考えは全く通用しないんだと痛感しました。子供をコントロールしようとするんじゃなくて、自分自身が行動を変えなければいけないことを学びました。とはいえ7歳の娘は、後ろにファスナーが付いていてOLが入っているんじゃないかと疑うくらいしっかりした子です(笑)。私に相談ごとがある時はタイミングを見計らって「ママ、今ちょっとだけいいかな?」とお伺いを立ててきたり、「明日は6時半に起きたいから、今日はいつもより早い9時には寝たいの。だから8時にはお風呂入るね。」とか、自分で予定を立てて行動しています。どこでそんな技を覚えてきたのか親ながら不思議でしょうがないです。

子育てのコツはありますか?

私自身が注意されたり人から言われるのが嫌いなタイプなので(笑)、極力娘にもそういう接し方にならないよう気を付けています。例えば朝、学校に行く前とかに「まだ出ないの?」など疑問形だと嫌味っぽく聞こえるので「7時50分だよ〜」とか、情報の提供だけするように心がけています。あと最近娘と「YouTubeノート」を始めました。子供たちの間で流行っているYouTubeを見せないことでみんなから取り残されてしまうのも可哀想だけど、あらゆる情報から無法地帯にしておくのも気がかりで始めてみました。YouTubeを自由に観てもいい代わりに、30分の視聴ごとに1回、作り手さん(YouTuber)に向けた感想のお手紙をノートに書くルールです。そのお手紙を私が読んで、詳細をインタビューしてみたり、お返事を書いたりしています。ただ、YouTubeを受け身に視聴するだけじゃなくて、自分で感じたことを言葉にしてアウトプットできるようになってほしいという思いと、何を見たかチェックできるので一石二鳥です(笑)。その他にも、娘と毎日「交換日記」をしたり、毎週日曜日に「家族会議」を行っています。家族でも、思いを言葉にして伝え合うのって意外と難しいと思うので、なるべく誤解やすれ違いが起きないようなコミュニケーションの場を作るようにしています。

過去の失敗のお陰で、やりたいことだけやるというポジティブ思考に

本当にいいお母さんですね。主婦業の他にやっていたことはありましたか?

主婦になってからも、子育てをしながらフリーで色々なことに挑戦してきました。特に力を入れていたのはアパレル時代の経験を生かした「ファッションコーチングのパーソナル講座」です。事前にクローゼットの写真を送ってもらって、一緒にお買い物に行って予算の中で3つから4つのコーディネートを選ぶお仕事で、そこから発展してファッションと子育てについて学べる協会を立ち上げました。30人くらいの規模にまでなったのですが、組織的なことが向いていなくて10年近く続けてきたこの活動を昨年の春に辞めました。無理に頑張った結果、体調を崩してしまいました。とても落ち込みましたが、この失敗のお陰で怖いものがなくなって、「やりたいことをやる、やりたくないことはやらない!」というポジティブな考えを持つことができました。

ぜひマネしたいところです!週末モデルになった経緯を教えていただけますか?

協会を辞めて「やりたいことにチャレンジしてみよう」と前向きになり始めた頃にちょうど、日経MJで「週末モデル」の記事を拝見したのがきっかけでした。そういえば、昔モデルの仕事に憧れていたことを思い出しました。どうやってなれるのかも分からなかったし、年齢を重ねるごとにそんなことを思ったり口にするのもおこがましいんじゃないかと胸の奥にしまっていました。でも、「週末モデル」だったら身近な需要として自分にも機会があるかもしれないと思って登録しました。登録してから週末モデル主催の「週モ女子会」に参加して宣材写真の撮影もしていただいて、その写真を使って主婦モデルを募集していた広告のお仕事に応募したら、採用していただくことができました。2時間程度の撮影で2万5,000円程度のお仕事でした。初めての撮影は不安でしたが、カメラマンさんに優しくポージングを指導していただいたおかげで撮影を楽しむことができました。

モデルに挑戦するママの背中を娘に見てほしい

子育てとモデルを両立してみてどうですか?

子育てもモデルのお仕事も笑顔でいられるような気持ちのコントロールが大切だと感じました。普段から、娘の前で不機嫌になったりしないように毎朝自分の気持ちのチェックをしたり、なるべく口角を常に上げて笑っていられるように心がけています。。そういったマインドコントロールが撮影現場でも役立ちましたし、口角の筋肉が鍛えられていたことで笑顔を作ることも自然にできました。
娘には「ママは私のせいで我慢している」というふうに思ってほしくないので、「あなたがいることでこんなに色々なことにチャレンジできている。大人になるって本当に楽しいことなんだよ」ということを、私が挑戦していく姿を通して伝えていきたいと思っています。そのためにもモデル業も、色々なジャンルにチャレンジしていきたいです。父兄で作ったジャズサークルにも参加しているんですが、色々と楽しみながら頑張っていきたいですね。娘にも、あらゆる可能性をつぶさずにのびのび育っていってほしいので、挑戦できる環境を常に作れるようにしたいです。

仕事でも子育てでも、どんなことからも学びを得て成長していくdelさん。協会立ち上げの失敗をきっかけに、「やりたいことは全部挑戦する」という前向きな行動力を手に入れたdelさんは、とってもパワフルでカッコイイですね。娘さんにもその思いは絶対に伝わっていると思います!

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COLORFULLY(旧:週末モデル)とは

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