UGCをご存じですか？いまさら聞けない意味と必要性

マーケティングで重要視されている、UGCをご存じですか？

多くのサイトで活用されている利用者からのクチコミやレビューをもとにつくられたコンテンツのことです。

今回はなぜこのUGCが注目されているのか、その理由と得られるメリットについて解説します。

UGCとは

UGCとは、一般ユーザーによって作れられたコンテンツのことです。

「User Generated Content」の略で、ユーザー生成コンテンツと呼ばれています。

企業によって作られたコンテンツではなく、ユーザーによって作られたコンテンツを指します。

具体的には、個人のSNSの投稿、写真、ブログなど、消費者が発信しているコンテンツのことです。

例えば、飲食店を探すときサイトのレビュー、家電を探すときの商品購入者の声、化粧品を探すときのコスメサイトの投稿、ブログ・SNSの商品やサービスへの評価…これらすべてがUGCです。

日常で頻繁に触れている情報であったり、よく参考にしている情報源です。

UGCがマーケティングで重要視される背景

たくさんのデジタルデバイスの登場、ネット環境の高速かつ大容量化、それにより誰もがコンテンツを簡単に制作・配信できるようになったこと…などの変化を背景に、2000年前後から、UGCは「ネット上の重要なコンテンツ」として注目されてきました。

特に、Instagramのスタート以来、UGCは「生活者の購買意欲喚起」に大きな影響を与える存在としても注目が集まっています。実際、米国のアンケートでは「63％の生活者が、購入前に商品のUGCをSNSで探している」といった調査結果も出ています。

 出典：Olapic『Facebook ＆ Instagram Advertising With UGC : A Practitioner’s Guide』

私たちは日々さまざまの情報にさらされており、その中で多くの広告も目にする状況にあります。度々、配信される広告へ「しつこい」「鬱陶しい」「怪しい」なんて不信感を抱くことも…

このような状況の中で、信頼できるデジタルの情報としてUGCに価値を見出していると言えます。

ソーシャルメディアの影響力

以前は掲示板やレビューサイトの投稿自体がUGCでしたが、InstagramやTwitterなどのSNSにもUGCが生まれるようになりました。

レビューサイトのUGCは、そのレビューが掲載されているページを閲覧しに行かなければいけませんでしたが、SNS上のUGCはフォロワーや拡散によって多くの人にも情報伝搬されるようになりました。

そのため、SNSでは

①発信がフォロワーに影響を及ぼすようになった

②いいね！やRT・リポストにより、UGC自体が拡散されやすくなった

という大きな変化があったのです。

UGCのメリット

❶ ユーザーに商品やサービスを紹介してもらえる

UGCは、フォロワーによる伝達や拡散で、無料でアテンションを獲得できる特徴があります。

広告を使わなくても、UGCによってアテンションを獲得できるようになったのです。

❷ 消費者目線のリアルな意見・評価が集まる

購入を検討しているユーザーにとっては、プラスの意見ばかりではなく、マイナス意見も実際の利用者が感じたデメリットは、企業の意見が一切含まれない貴重な情報となります。

投稿されたUGCには消費者の生の声が反映されています。様々な声の中には、マイナスな意見なども見受けられることもあります。

❸ 商品やサービスへの親近感や共感が生まれやすい

企業主体ではなく、実際にユーザーが日常の中で利用している何気ないビジュアルのほうが、近しい間柄の人の口コミが信頼できることと同じように、消費者にとっては参考になる場合があります。

売り込みのようなメッセージではなく、自分と同じような人からの発信であればあるほど、共感を得られやすいのです。

特にアパレルやコスメ、インテリアなどは、芸能人やプロのモデルが使用している写真よりも自分と近しいライフスタイルのユーザーが撮影をした写真を参考にする方も多いように、「実際に使ったら…」を想像できるビジュアルはユーザーの購買意欲をより高めることができます。

おわりに

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さまざまなライフスタイルをもった女性たちが、貴社の商品やサービスの親近感や共感を作ります。

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