【インフルエンサー視点で考える】2023年10月〜ステマ規制

はじめに

2023年10月1日からステマ規制が始りました。COLORFULLYのお仕事の中にもモデルユーザー様のSNSを使った商品モニターなどのPRのお仕事をした経験のある方も多いのではないでしょうか？

今回はモデルユーザー様はじめ、インフルエンサーが知っておきたい「ステマ規制」について簡単にご紹介します！

ステマ行為についておさらい

「ステマ」とはステルスマーケティングの略です。ステルス戦闘機のように相手に気付かれないような形でマーケティングを行う手法のことで、広告や宣伝であることを隠して商品やサービスの紹介をすることを言います。

例えば、インフルエンサーが企業から金銭を受け取ってお仕事として商品のPRを受けたのにも関わらず、そのことを隠し、いちユーザーとして商品を称賛するような投稿をSNSで投稿することなどを言います。

ステマ行為の何が悪いの？

商品を広告であることを隠して紹介すると、その投稿を見た視聴者は広告であると判別する術がないため、その紹介を商品のリアルに使っている人の声として認識します。つまり、広告であることを隠した投稿は誤解を招いたり、ある意味で消費者を騙す形になりモラル上良くないとされ社会問題になってきました。

こういった背景を受け、2023年10月1日からは景品表示法によって規制がスタートしました。これからは違反すると罰則をうけることになるので注意しましょう。

▼消費者庁ホームページ
https://www.caa.go.jp/notice/entry/032672/

ステマ行為に該当するとどうなってしまう？

消費者庁は「2023年10月から、ステマ（ステルスマーケティング）が『不当景品類及び不当表示防止法（景品表示法、景表法ともいう）』の禁止行為に指定する」としました。これによりインフルエンサーなどによるSNSでの投稿をはじめとしたステマ行為は、法で罰せられることになりました。

ステマ規制に違反した場合、処分されるのはステマ投稿をしたインフルエンサーではなく依頼した企業側が罰を受けることになります。

違反した場合は刑事罰（景品表示法第36条）の対象となり、2年以下の懲役または300万円以下の罰金のいずれかまたは両方が科され、法人も最大3億円が科される可能性があります。

インフルエンサー側は法的には罰則の対象ではありません。ただし、ステマ投稿をしまったインフルエンサーは社会的に大きな汚点がつくことになることを理解しておきましょう。

ステマ投稿をしたインフルエンサーに待ち受けること

インフルエンサーとフォロワーはそれまでの積み重ねてきた投稿や活動などの結果による「信頼関係」で成り立っています。ステマ投稿であることがフォロワーに判明してしまうと、信頼関係が崩れ、批判されることも少なくありません。

法的にはインフルエンサー側は罰則を受けなくても、ステマ投稿をすることでこれまで築いてきた自分のイメージは一気に崩れ、マイナスのイメージがついてしまいます。フォロワーが減るだけではなく、イメージを大切にする企業からのお仕事が来なくなるなど活動にも支障が出てしまいます。

ステマ行為かどうかの判断基準

ステマ行為とは広告であることを「隠して」投稿や口コミなどを行うこと。広告であることをしっかり表記すればPR投稿などのお仕事はなんの問題もありません。投稿中にPRや広告であることをわかるような記載を、「分かりやすく」表記しておき、各種SNSにはプロモーション機能がついているのでそれらを活用するようにしましょう。

ただし、化粧品系の投稿に関しては、素人では分かりにくい部分でもあるため投稿や口コミ内容が薬機法に触れる可能性も出てきます。個人でPR投稿を受けるのはリスクが高いため、PRのお仕事をうける場合は業者を介して受けることがおすすめです。

PR会社を仲介することで、投稿時にステマ規制にならないように確認をしてくれたり、文章を添削してくれたり、法に沿った文章や#（ハッシュタグ）を提示してくれますよ。

終わりに

しっかりと「広告」であることを提示して商品を紹介することでインフルエンサーは自分のこれまで培ってきた信頼関係を大切にしながら自慢の商品を届けたい企業様と、自分に合う商品を探していた消費者様とのご縁を繋げることができます。それはインフルエンサーだからこそできることです。法律を守りながら、正しい方法でお仕事をして行きましょう。

PR案件はCOLORFULLYで

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COLORFULLYについて

※2022年4月1日「週末モデル」よりサービス名を変更しました。

※自社調べ。複業女性のモデルデータベースとしては日本最大級。2023年10月現在の数字です。